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こんなことやってます!スポーツ事業部

「まいにち ツール・ド・フランス」制作の過程

私たちは「ツール・ド・フランス」で2つの番組、「まいにち ツール・ド・フランス」(以下「まいにち」)と「ツール・ド・フランス総集編」を制作しています。レース翌日の17時から放送する「まいにち」についてお伝えします。

深夜の作業

「まいにち 」は主催者が制作するハイライト伝送を翻訳、編集して現地のツール・ド・フランスの伝え方をそのまま放送する番組です。まずは、レースの経過を見ながら、何が面白い点なのか、どんなレースなのかを分析して、制作スタッフにその日のレースの見どころを伝えます。15年あまりのNHK放送や漫画によって人気が上がってきている自転車ロードレースですが、ルールや競技の特性を理解している人がまだ少ないので、分かりやすい番組作りの打ち合わせが欠かせません。 

 制作の流れは、伝送受け→英語コメント翻訳→台本制作→編集→MAと進みます。制作体制はCP、プロデューサーの私、ディレクターの2人、AD、翻訳3人、ナレーターの合計9人。打ち合わせが終わるのは午前2時。その後午前2時半から30分間のハイライト伝送を受け、その番組のナレーションを日本語に翻訳します。翻訳は30秒分でも上がれば、すぐにディレクターに渡し、同時にディレクター陣はテロップ原稿の作成と編集点について打ち合わせを行います。翻訳が完了するのが午前8時、その後台本作りに集中します。

その際に気をつけないといけないことが、事実の確認です。主催者が制作するハイライトのコメントに間違いがないか、事実の確認に細心の注意を払いながら行います。間違いを見逃して、それが放送に出た場合、次の日に視聴者から必ずと言っていいほど連絡が入ります。 

共にゴール

通常運用のほか、緊急対応をこなす

 そんな作業を終えて最後に外部スタジオでナレーションの収録を行います。ナレーターには出来たてホヤホヤの台本を渡し、25分に編集したばかりの映像に合わせて、テスト本番で収録を開始します。番組の登録時間までわずかしかないため、緊張が漂うなか収録を行い、ギリギリで作業を終えます。

毎日、深夜から作業が始まり、番組が完成した時には体力と集中力を使いきっています。このような作業が23日間続くため、選手たちがパリ・シャンゼリゼのゴールにたどり着く頃には、我々制作陣も共に大会を走りきった気分になり、まだ8月が始まる前なのに夏が終わってしまったように感じます。

ツール・ド・フランスとは

世界最大の自転車レースと呼ばれフランスで誕生してから2015年で102回目を迎えた。
「フランス1周」を意味するこのレースは毎年7月に開催され、その名の通りフランス全土(最近は一部が国外)を3週間に渡り、3000キロ以上走り続けて、パリのシャンゼリゼでゴールする伝統あるレースです。

>>詳しくは フランス観光開発機構

(2015年10月)